小紋着尺　染の北川　反物　黒地に胡蝶蘭

『染の北川』さんの小紋です。
黒地の縮緬地に胡蝶蘭をはじめとする3種類の蘭が染められています。
大胆でとても華やかな印象の秀作です。
下記の通り、染めも生地も最高品質のお品で、お母様からお嬢様へと、時代や世代を超えてお召しいただけることと存じます。

小紋といえば街着やおしゃれ着という印象ですが、豪華で華やかな小紋はクラス感のあるおしゃれ着として略礼装感覚でお召しいただくこともできます。
たとえば格式のある披露宴ではなく、お友達の招待客が多いレストランウエディングやパーティなどのシーンでは、華を添えるという意味で、訪問着や付け下げには無い華やかさで、個性的なおしゃれを演出していただけると存じます。

染めは、昔ながらの板場の染め屋による捺染(なっせん)で、数えてみると12枚の型紙を使って色を重ねてあるようです。180回の型染めをしてはじめて反物が出来上がるという作業になります。
最近のインクジェットで染められたものとは違い、たいへん手間のかかる仕事です。

生地は『伊と幸』さんの国産ブランド絹・松岡姫が使われた、シボのある縮緬（三越ちりめん）となります。鬼しぼ縮緬と呼ばれる六越ちりめんと無地の着物によく使われる一越ちりめんの、ちょうど真中程度のシボ立ちのお品です。とても上質で高価な生地です。

『染の北川』さんは6年前に廃業となり、このお品も少なくともそれ以前に染められたものになります。ご承知おきください。
しかしながら、物作りにこだわった未仕立てのお品は今でも人気があり、たとえばネットショップ大手の○○きもの市場さんなどでも、このシリーズの小紋は今でも税込価格30万円〜33万円で販売されています。

参考小売価格は、25万円〜28万円です。

幅　　36.5㎝（9寸6分）裄は69㎝（1尺8寸）まで出ます
長さ　13.2m（約3丈4尺8寸）長めです

裄の最大値が69㎝なので、ご身長165㎝までの方に向いています。

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