室町期・本師本仏「阿弥陀如来」阿弥陀信仰・念仏・他力本願・沈香木細密彫・寺院

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ご紹介のお品は…鎌倉〜室町時代「卍印・阿弥陀如来立像」沈香木細密彫の寺院仏閣祀り仏になります。大変手の良い作りで鎌倉・室町期の特長ある顔立ち…時代風化での木肌の劣化・彩色の擦れ等は見られますが割れ等の損傷はありません。左右の指二本に補修跡がありますが時代経過を考えますと全体的にはコンディションは大変良いと思います。

※高さサイズ56cm

●阿弥陀如来
阿弥陀如来は大乗仏教の如来の一つで浄土教系の仏教では「南無阿弥陀仏」という称名念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰を説く。

●阿弥陀如来「本師本仏」
阿弥陀仏が大宇宙のすべての仏から「本師本仏」と尊敬されるのは他の仏にない優れた力を持っていらっしゃるからです。阿弥陀仏は大宇宙のすべての「仏の師匠・先生の仏」です。お釈迦さまは大宇宙の仏の一仏ですから阿弥陀仏が師匠…お釈迦さまが弟子になります。

阿弥陀仏が称賛されるのは阿弥陀仏の力が他の仏と比べてズバ抜けてすごいからです。 どのような力かと言いますと私たちの苦しみ悩みの根元である「無明の闇」を破る力です。 この無明の闇を破る阿弥陀仏のお力を「本願他力」とか「他力本願」と言われます。

●仏説無量寿経
一切の衆生救済のために王位を捨てて世自在王仏のもとで法蔵菩薩と名乗り修行し衆生救済のための五劫思惟浄土への往生の手立てを見出し衆生救済のための「四十八願」を発願したのち改めて誓いを立て修行し成就し仏となった報身仏と説かれる。また現在も仏国土である「極楽」で説法をしていると説かれている。

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