Epiphone Japan レスポール 日本製　ギブソンヘッド　軽量3kg台

90年代後半～2000年代初頭に日本国内で作られていたEpiphoneのレスポールです。orvilleと同じくギブソン公認のオープンブックタイプのヘッドを持ちます。後にEpiphoneエリートができたことで生産終了。生産期間が短かく国内のみで販売と流通量が少なかったこともあってか残された情報はあまり多くないギターです。

この個体についても、詳細不明。ラッカー塗装でないため上位モデルのLQシリーズではなくlps-80または90と思われますが、どちらともとれる特徴を有しています。

スペック
・ボディ　マホガニーバック2pセンター合わせ　トップメイプル2pセンター合わせ、トラ目などないプレーン。重さ、家庭用体重計で3.5㎏※後述しますがバックに傷多数あります。
・ネック　かまぼこ型のマホガニーネック、ディープジョイント。ナット幅は約42.5㎜、細すぎず太すぎず無難な握り心地です。
　アーニーボールの09－46を張りほぼまっすぐ。弦髙は1.5㎜～1.1㎜ほどでハイポジションまで音詰まりなし。
・ロッド　締めこむ方向に90度ほど回せることは確認済み。そこからだいぶ固くなるので、さらに太いゲージを使用する場合は専門店での調整が必要になりそうです。　Gibson記載のあるロッドカバーが付属
・ハードウェア　カラーはゴールド。
　ペグ　Deluxe刻印ありのクルーソンタイプ、3弦が若干曲がっています。
　ブリッジ　ゴトー製　テールピース　入手時に附属していなかったため、国産のゴールドのものをつけています。
・電装系
　ピックアップ　リアフロントともに刻印がないハムバッカー。おそらくオリジナル。
　その他　モントルー製のビタミンQタイプのコンデンサーつき。そのほかの個体ではセラミックのものが使われていること、キャビティ内のケーブルにはんだごてが少し当たったような痕が見られることから、交換されたものと思われます。

所感　トーンを絞り切ってもこもり切らず、すっきりとして使いやすい音です。パワーはありますが大暴れする感じではないので、クリーンでファンクのバッキングやネオソウルを弾くのに使うと良いかもしれません。オーソドックスなレスポールタイプのわりに軽量なのもよいです。

注意点
演奏性に関わりそうなものはないですが、傷が多いです。特にバックに大きい凹みがあります。

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